AWS SAA-C03試験対策|コスト最適化について、まとめています。自分のアウトプットです!
AWS料金モデルの理解と主要サービス
SAA試験で問われる主要な料金モデルとサービスを整理します。
従量課金制 (Pay-as-you-go)
使用した分だけ支払うモデルで、初期費用や長期契約は不要です。
- 適用サービス: EC2、S3、Lambdaなど、ほとんどのAWSサービス。
リザーブドインスタンス (RI) と Savings Plans
長期的なワークロードのコストを大幅に削減できるサービスです。
項目 | リザーブドインスタンス (RI) | Savings Plans |
---|---|---|
特徴 | 1年または3年の契約で、料金を大幅に割引。 | RIより柔軟な割引制度。時間あたりの利用量($ / hour)を確約。 |
適用範囲 | 特定のインスタンスタイプ(例: m5.large)、リージョン、OSにコミット。 | Compute Savings Plans: EC2、Fargate、Lambda、SageMakerの使用量に自動適用。 EC2 Instance Savings Plans: 特定のインスタンスファミリー(例: m5)にコミット。 |
柔軟性 | 低い(コンバーティブルRIは柔軟性あり)。 | 高い(インスタンスタイプ、リージョン、OS、サービスをまたいで適用)。 |
用途 | 長期的に安定して稼働するワークロード。 | 複数のサービスや変動するワークロード。 |
コスト管理と可視化のためのサービス
- AWS Cost Explorer: 過去のコストを視覚的に分析し、将来の支出を予測します。タグによるフィルタリングも可能。
- AWS Budgets: 設定した予算額に対して、実際のコストや利用量がしきい値を超えた場合に通知します。
- AWS Cost and Usage Report (CUR): AWSの最も詳細なコストデータを提供。S3バケットに保存され、Athenaなどで詳細な分析が可能。
- AWS Trusted Advisor: IdleリソースやRI利用率など、コスト最適化に関する推奨事項を提示します。
🌐 データ転送コストの最適化
- Amazon CloudFront: CDNによるキャッシュ配信で、インターネット転送コストを削減。
- VPCエンドポイント: VPC内からAWSサービスへのアクセスをプライベートネットワーク経由で行い、NATゲートウェイ経由の転送コストを回避。
- AWS Direct Connect: オンプレミスからAWSへの専用線接続で、大規模なデータ転送コストを削減。
🗄 S3ストレージクラスの比較
クラス | 用途 | 特徴 |
---|---|---|
Standard | 頻繁にアクセスされるデータ | 高可用性・高耐久性。 |
Standard-IA | 低頻度アクセスだが即時アクセスが必要なデータ | 30日間の最低保持期間あり。Standardより安価。 |
One Zone-IA | Standard-IAと同様。再生成可能なデータ | 単一AZに保存され、さらに安価。耐障害性は低い。 |
Glacier Instant Retrieval | 数年に一度アクセス、即時復元が必要なアーカイブ | 90日間の最低保持期間あり。低価格。 |
Glacier Flexible Retrieval | 頻繁にアクセスしないアーカイブ。柔軟な復元オプション | 90日間の最低保持期間あり。復元に数分〜数時間。 |
Glacier Deep Archive | 滅多にアクセスしない長期保存データ | 180日間の最低保持期間あり。最も安価。 |
Intelligent-Tiering | アクセスパターンが不明なデータ | 自動でアクセス頻度に応じた階層にデータを移動。モニタリング課金あり。 |
AWS Lambdaの価格モデル
Lambdaの料金は、以下の要素で構成されます。
- リクエスト数: 100万回/月まで無料、それ以降は $0.20/100万回。
- 実行時間: メモリ量 × 実行時間(GB-秒単位)で課金。
- Ephemeral Storage: 512MBまで無料。追加分は課金。
- Provisioned Concurrency: 事前確保分に対して追加課金あり。
データベースのコスト最適化
- DynamoDBのキャパシティモード選択:
- オンデマンドキャパシティモード: 従量課金制。予測不能なトラフィックに適しており、キャパシティ管理が不要。
- プロビジョンドキャパシティモード: RCU(読み込みキャパシティユニット)とWCU(書き込みキャパシティユニット)を事前に指定。安定したトラフィックに適しており、オンデマンドモードよりコストを抑えられる場合がある。
- Aurora I/O-Optimized: I/O課金なしの予測可能な料金体系で、I/O集中型ワークロードに最適。
- Gravitonインスタンス: AuroraやRDSで利用可能。同等の性能でコストを削減(最大50%)。
- Aurora Serverless v2: 可変負荷に対応し、アイドル時のコストを最小限に抑える。
- 不要なインデックスの削除: ストレージコストとクエリコストを削減。
- ライフサイクル管理: 古いデータをS3へアーカイブし、DBのストレージコストを削減。

その他の設計プラクティス
- EC2インスタンスの選定: Gravitonベース(
t4g
,m6g
など)のインスタンスでコスト効率を向上。 - Auto ScalingとSpotインスタンスの併用: 需要に応じてリソースを自動的に増減させるAuto Scalingと、EC2の未使用キャパシティを最大90%割引で利用できるスポットインスタンスを組み合わせます。スポットインスタンスは、中断される可能性があるため、ステートレスなワークロード(ウェブサーバー、バッチ処理など)に適しています。
- スナップショット管理: 不要なEC2スナップショットやAMIを定期的に削除し、EBSストレージコストを削減。
- タグ戦略: 全てのリソースに一貫したタグを適用し、コスト配分を管理。
- Dev/Test環境の停止: Instance Schedulerなどを活用し、夜間や週末に非本番環境を停止する