上毛かるた札解説【ハ行〜ワ行】|群馬の人物・自然・精神を読み解く

群馬県 Gunma
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ここでは、上毛かるた後半となるハ行〜ワ行の札を1枚ずつ解説します。
前半に比べ、人物・精神性・近代史にフォーカスした札が多く、群馬県の“内面”がより色濃く表れています。


【ハ】花山公園 つつじの名所

館林市にある県立つつじが岡公園を詠んだ札。
春になると、約1万株以上のつつじが咲き誇り、全国から観光客が訪れます。

群馬の四季の美しさを象徴する一枚です。

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【ヒ】平和の使徒 新島襄

安中市にゆかりのある新島襄は、同志社大学の創設者として知られています。
近代日本における教育・キリスト教思想の普及に大きく貢献しました。

群馬が生んだ近代日本の精神的リーダーを称える札です。


【フ】分福茶釜の 茂林寺

「分福茶釜」の昔話で有名な、館林市の茂林寺。
日本人なら誰もが知る民話の舞台が、群馬にあることを伝えています。

観光と民話文化を結びつける札です。


【ヘ】碓氷の関門 眼鏡橋

明治時代に造られたレンガ造りのアーチ橋「碓氷第三橋梁(眼鏡橋)」。
日本最大級のレンガ橋として、近代土木遺産にも認定されています。

群馬の近代化を支えた技術力を象徴する存在です。


【ホ】誇る文豪 田山花袋

館林市出身の自然主義文学を代表する作家・田山花袋。
『蒲団』などで知られ、日本文学史に大きな足跡を残しました。

群馬が生んだ文化・文学の力を伝える札です。


【マ】繭と 生糸は 日本一

かつて群馬県は、養蚕・製糸業で日本一を誇りました。
富岡製糸場を中心に、近代日本の産業発展を支えた歴史が詠まれています。

世界遺産登録へとつながる、群馬の産業遺産を象徴する一枚です。


【ミ】水上 谷川 スキーと登山

利根郡みなかみ町と谷川岳を詠んだ札。
冬はスキー、夏は登山と、一年を通じて自然を楽しめるエリアです。

「首都圏の奥座敷」としての群馬の魅力が凝縮されています。


【ム】昔を語る 多胡の古碑

高崎市吉井町にある「多胡碑」は、奈良時代に建立された日本最古級の石碑。
国宝にも指定され、群馬の古代史を今に伝えています。

群馬が古代から重要な地域だったことを示す札です。


【メ】銘仙織出す 伊勢崎市

伊勢崎銘仙は、大胆な色柄が特徴の絹織物。
大正から昭和初期にかけて全国的な流行を生み出しました。

桐生と並ぶ、群馬の繊維産業の誇りを表しています。


【ヤ】耶馬溪しのぐ 吾妻峡

吾妻川沿いに広がる渓谷美・吾妻峡。
大分県の耶馬溪に匹敵すると称されるほどの景観です。

群馬の隠れた自然名所を全国に誇る札と言えます。


【ヨ】世のちり洗う 四万温泉

四万温泉は「四万の病を癒す」と言われる歴史ある温泉地。
落ち着いた温泉街の雰囲気は、現代でも高い人気を誇ります。

群馬の“静”の魅力を伝える温泉札です。


【ラ】雷と 空風 義理人情

上州名物として知られる「雷」と「からっ風」。
厳しい自然環境の中で育まれた、義理人情に厚い県民性を表現しています。

上毛かるたの中でも、精神性の強い一枚です。


【リ】理想の電化に 電源群馬

水力発電を中心に、首都圏の電力供給を支えてきた群馬県。
「電源県・群馬」としての役割を誇らしく詠んでいます。


【ル】ループで名高い 清水トンネル

上越線の清水トンネルとループ線は、日本の鉄道技術の結晶。
急峻な地形を克服した土木技術の高さが評価されています。


【レ】歴史に名高い 岩宿遺跡

旧石器時代の存在を証明した岩宿遺跡。
日本の考古学史を塗り替えた、極めて重要な発見です。

群馬が日本史の常識を変えた地であることを示しています。


【ロ】老農 船津伝次平

用水路建設などで農民を救った実在の人物・船津伝次平。
農業県・群馬の基盤を築いた功労者です。


【ワ】和算の大家 関孝和

江戸時代の数学者・関孝和は、世界的にも評価される存在。
西洋数学に匹敵する高度な理論を、日本独自に生み出しました。

群馬が輩出した知の巨人を締めくくりに据えた札です。