宇宙旅行(Space Tourism)について10年前の記事から継続更新

TECHNOLOGY・FUTURE
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人生の100のリストに含まれている、いつかは、行ってみたい宇宙。

2011年に書いた記事に、現在の状況を追記してみました。

最新の状況 / 2023.04.02

2023年2月21日には、札幌市のスタートアップ「岩谷(いわや)技研」が、気球での宇宙旅行開発を目指していることが報じられました1。また、2021年には、15人以上の民間人が宇宙旅行をしました2。宇宙ホテルを手掛けようとしている企業は、アメリカのAxiom Space、Bigelow Aerospace、Orbital Assembly、Orion Spanが挙げられます3。

岩谷技研は、北海道発の宇宙開発ベンチャーで、高高度気球と気密キャビンの開発を進めています。2023年度内には、気球による宇宙遊覧体験を商用化する予定であり、陸から気球を使って高度25kmに上昇し、その高さでしばらく滞在したのち、下降して海上のクルーザーに拾ってもらう約4時間の旅となる予定です

宇宙旅行には、現在3種類の提供方法があります。1つ目は、ISS(国際宇宙ステーション)への訪問。2つ目は、サブオービタルフライト。3つ目は、有人月旅行

サブオービタルフライトとは、大砲の弾のように弧の弾道を描く飛行形態で、一般的には、弾道ミサイルや軌道に到達しないロケットの飛行経路を指す言葉として使われます。宇宙開発の分野では宇宙弾道飛行や準軌道飛行と呼ばれることもあります

価格帯については、サブオービタルフライトが最も安価であり、数万ドルから数十万ドル程度です3。一方で、ISSへの訪問や有人月旅行は数百万ドルから数千万ドル程度となります。

2022年頃

SPACE WALKER

(2022年) 科学実験 (2024 年) 小型衛星打上 (2027年) 宇宙旅行 の3つの分野で研究・開発

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Axiom Space

国際宇宙ステーション(ISS)への定員3名の往復旅行を5500万ドル(約58億円)で提供。 2021年後半打上予定

Axiom Space — World’s First Commercial Space Station
Creating a thriving home in space that benefits every human, everywhere.

Space Adventures

民間人の宇宙旅行は2021年初頭~2022年半ばに実現させる計画。ツアーに参加できるのは1度に4人まで

SpaceXのFalcon 9ロケットで打ち上げられるDragon Crewに乗船

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2011年頃

SPACE TOURISM CLUB(宇宙旅行)

■実施日時 2013年 運行開始予定
■出発地 米国ニューメキシコ州ヴァージンギャラクティック社宇宙旅行基地
■参加料金 おひとり20万USドル
※料金には、3日間の訓練プログラム参加費用と、宇宙旅行フライトの費用が含まれています。

JTB宇宙旅行

現在宇宙船は、安全性・信頼性を重視し開発中ですが、当初の運行開始予定より遅延している状況です。

うーん。まだまだですかね。