群馬県が14年ぶりに地震被害想定を更新。私たちの街はどう変わる?「大久保断層」追加の影響

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群馬県にお住まいの皆さん、あるいは群馬にゆかりのある皆さんに、非常に重要なニュースが入ってきました。2026年4月20日、県は14年ぶりとなる「地震被害想定調査」の結果を公表しました。

今回の調査では、最新の知見に基づき「最悪のシナリオ」が大幅に更新されています。何が変わったのか、ポイントを整理して解説します。

★AIで調査している点、ご配慮ください。


1. 調査対象に「大久保断層」など3地点が追加

これまでは「平井・櫛挽断層帯」など3つの断層が主な対象でしたが、今回は新たに3地点が追加され、計6つの主要断層による被害が想定されました。

中でも注目は、桐生市からみどり市にかけて位置する「大久保断層」です。

  • 想定規模: マグニチュード 7.0
  • 地域への影響: 桐生・みどりエリアで最大震度7の激しい揺れが想定されています。

2. 最大被害は「死者5,653人」——前回から大幅増の理由

県内で最も甚大な被害が予測されたのは、県南部を通る「深谷断層帯・綾瀬川断層」による地震です。

  • 死者数: 最大 5,653人
  • 建物被害: 全壊 約11万5,000棟 / 焼失 約3万4,000棟

前回の想定(3,130人)から約1.8倍に増えた背景には、「最悪の条件」の再定義があります。今回は「冬の早朝5時・強風時」という、家屋倒壊による圧死や火災延焼が最も広がりやすい状況が反映されました。


3. 初の試み:市町村別の「直下型地震」と「通信障害」

今回の調査で画期的なのは、県内全35市町村について、それぞれの直下で地震が発生した場合の個別被害想定が初めて出された点です。

また、現代社会のライフラインである「携帯電話のつながりにくさ」についても、市町村ごとに4段階で予測されています。

  • 停電・断水だけでなく「情報の遮断がどれほど起きるか可視化されたことで、より具体的な備え(オフライン環境の準備など)の必要性が浮き彫りになりました。

4. 私たちにできること

「群馬は地震が少ない」というこれまでのイメージを捨て、「震度7はどこでも起こりうる」という前提に立つ必要があります。

  • 家具の固定: 人的被害の多くは建物倒壊や家具の転倒によるものです。
  • ハザードマップの再確認: 自分の家や職場が「大久保断層」などの新たな対象エリアに入っていないか確認しましょう。
  • 通信手段の確保: 災害用伝言ダイヤル(171)の使い方の確認や、モバイルバッテリーの常備を。

結び

今回の発表は、恐怖を煽るためのものではなく、「正しく恐れ、備える」ためのものです。被害想定は、私たちが対策を講じることで確実に減らすことができます。

まずは、県が公表した詳細な市町村別データを確認することから


(参考データ)

  • 公表日:2026年4月20日
  • 調査主体:群馬県危機管理監
  • 対象地震:深谷断層帯・綾瀬川断層、大久保断層、館林周辺の断層など計6地点